「喫茶 無職・イン・レジデンスをするにあたって」
ここは、過ごす場所です。
基本的には決めた時間、ここで過ごしています。
喫茶とあるのは、この場所はもともと飲食店だから。
でも、コーヒーはなかったり、ましてやメニューがありません。
今まで取り組んできた「無職・イン・レジデンス」では、そこに滞在する人にただ過ごすことだけは求めたり、だけどそれ以上のことは求めず、最低限の文化的で健康的な暮らしを保障することを試みてきました。
今回、喫茶をするにあたって気がついたことは、自分自身にもそれがあてはまるということです。
ただ過ごしているだけだと、家みたいなものかもしれませんが、家ではないはずです。
権利を有している場所、例えば家ではないということが理由として挙げられるのですが、様々な費用や時間(機会など)がかかっていて、この機会に喫茶をやれるのもこの場所やここを管理する人の好意があるからこそで。
チャンスがあったら、そういうこともいっしょに考えていけたらいいなという気持ちがあります。
人に期待しないなんていうことはとても困難なことです。だけど、ひとまずはどうぞ過ごしてもらえたらうれしく思います。
目下、いただいた本を読んだり、自分の住む場所やスペース、企画のことを考えたり、海外ドラマを観ていたりすると思います。
2019.1.15 タカハシ ‘タカカーン’ セイジ
「喫茶 無職・イン・レジデンス 1」
日時:2019年1月21日(月)17〜22時
会場:PORT
(〒554-0014 大阪市此花区四貫島1-6-6)
http://shikanjima-port.jp