11月4日(日)の模様


この日は、お天気がいいので屋上へ。

はじめから参加者のみなさんも、屋上を望んでいたかのように、何もお知らせしなくても集まってきた。
(さすがに途中からは、お知らせの看板はたてた。)

小さなアンプや小さなキーボード、小物楽器などを使ってセッションを楽しんだあとは、このオープンな空間を存分に使おうと、
これもまた自然に身体表現へ移行していった。

アイデアを例に挙げると、

1つのカップルがテーブルを挟み会話をする、それに対し言葉ではなく、まるで透明人間(トリックスターかな)のように

周囲の人がアクションをしかける。そして、それには反応してはいけない。

あちら側(会話している2人)と、こちら側(その他の人)、その間にあるバリアの位置や強度は、人それぞれで、どこまで踏み込むのか、どこまでルールに従うのか、
反応はしていないけれども、あちら側がそこに存在するから、こちら側の人間の視点たちは、ちょっかいを出すことを楽しむ。

ディスコミニケーションのようで、確実なコミュニケーションを行っていることを確認できた。(アイデアありがとうございます。)

他には、

床のメジをチェス盤に見立てて、そこを移動しながらパフォーマンスをする。

それもきっと前述のアイデアと似ているところがあるが、もっと個々の世界、仕切られた空間を意識している。

セッション的アイデアといっても、自身と他者との位置関係や、使う空間でこうもそれぞれの動きや、目的が変わるのかなと感じた。

前述は2極間、後述は、ほぼ同地点から外に向かう視線。

まだまだアイデアはあふれていくのだなと思ったし、
個人的にそういう回があればと思っていた身体表現がたっぷり行えた、秋晴れの朝でした。

たかはし