2014年2月2日(日)の模様

2014年2月2日(日)の模様

到着したら、米子さんが個人的にDVDプレイヤーを直していた。どうもトレイが閉まる際、奥までディスクを引き込めない状態らしい。プーリ?と米子さんが呼んでいた箇所の動作がうまくいっていないとのことで、無理から輪ゴムを代用し正常な状態になったよう。米子さんは、機械には少し厳しく、よく独り言を放つ。

もちろん作業中も僕は関係のない話を持ちかけ対話した。
例えば米子さんとのワークショップの企画についてや、そこから発展して地域通過導入論が隆盛した話(自由主義への対抗)や、僕が近々取り組むプロジェクトの話(無職・イン・レジデンス スペース/None-in-residence Space)をした。
それから、海外の自販機らしいものを利用したキャンペーン動画(通行人が指示に様々な従うとお菓子がもらえるというもの)を観てもらったり、知人が出演している金鳥のCMを観せてもらった。

米子さんが次の修理品、ヘッドライトに取りかかったころだろうか。

この日は、2階で過ごしていたのだけれど、1階から小さな子どもの声がした。
米子さんが「誰か来ているのかな?」と言うので、僕が階下へ降りてゆくと、子ども連れのご夫婦がいた。自転車で移動していて、この場所が何か気になられたようで、今行っているイベントのことや普段この場所がどのようなことが行われているかを説明した(んだけど、端的に魅力を伝えることはなんて難しいんだ!)。

この後13時から「図書室の日」という2階の本棚を開放し、好きにそこで本を読んだり、図書カードに記入をし借りることも出来るイベントがあることを伝えたところ、会話をしていたお母さんのほうがこの場所に興味があるようでしたので、2階の米子さんの部屋はそのとき修理するための道具や部品でかなり散らかっていたけれど、米子さんの了承を得て、案内した。

案内を終えて、自分の感覚の変化に驚いた。

もしも僕だったら、少し興味があっても、何をやっている場所かもわからない、どんな人がいるのかもわからない場所に真っ昼間とはいえ訪ねることは出来ないだろうなあと。それを米子さんに話すと、「僕も絶対入らない」とのこと。んー、お母さんたち家族の勇気、素晴らしいです。